職場の人に誘われて出来もしないフットサルをしたら、右足の靴底が前から半分剥がれました。
プレー中はシューズをレンタルしてなんとかなったのですが、帰り道がかっこ悪い。家まで電車を乗り継いで約1時間かかります。
歩くとき、靴底のつま先部分が地面にひっかかって、裏返って危ないので足を多買う上げねばなりません。そして、1歩歩くごとにぺったんぺったんと音が鳴り、目立ちます。
でも、よく考えたらこれがそんなにかっこ悪いことだろうか。靴底が剥がれるなんてことは誰にでも起こりうることじゃないのか。誰かに足元を見られても同情されこそ笑われはすまい。僕は強気になってぺったんぺったん鳴らしながらも堂々とした。
いやしかし、こんなにボロボロの靴を履いて恥じる様子も無く堂々と歩いたら、それはそれで恥ずかしいことかも。これを『無恥の知』というのか。僕は弱気になって足音を鳴らさないように慎重に歩いた。
そして、すぐに足が疲れた。ただでさえフットサルをして疲れていたのだ。
疲れが僕を支配して、人目を気にすることも面倒になってきた。もうどうでもいいや。
僕は再び堂々とぺったんぺったん歩き始めた。
